え、経営コンサルタント?転職?なにそれ美味しいの(´・ω・`)?

SE4年生のtakが頑張ってコンサル業界に転職します。

プレステと任天堂とスマホ

ゲーム業界について色々調べながら経営の勉強をしていて、

よくよく考えるとシンプルで当たり前ではあるのですが、

はっとしたことがあるので記事にします。

 

2006年11月、ソニーPS3を発売しました。

ゲーム事業を主力にしている任天堂はライバルは、あせったでしょうね。

任天堂はどのようにしてPS3に対抗したか?

 

簡単に言うと、

ソニーはヘビーユーザーをターゲットとしていたのに対して、

任天堂はライトユーザーをターゲットとしました。

 

詳しく見ていきます。

 

ソニーは、ゲーム機の性能を追求していました。

性能とは、たとえばリアルなグラフィックですね。

ゲーマーたちはリアルなグラフィックを求めるわけです。

たとえばFPSやレースゲームなんてその代表です。

 

ゲーム機の性能がよければよいのは確かにそうなのですが、

それを求めてるのはマニアックなゲーマーたちです。

 

一方で、任天堂は、ゲーム機の性能ではなくて、

ゲームをどのように遊ばせるか、というところにゲーム機の価値を置いていました。

 

たとえば、Wii

家族がリビングに集って楽しみながらゲームをしている姿が目に浮かびます。

任天堂は、カジュアルにとにかく楽しく時間を過ごせる、というところに価値を置いていました。

DSもそうです。別に性能なんて大したことないですけど、

ゲームをやったことない人でも直感的に操作をしやすいタッチペンを使って遊べます。

 

という感じで、任天堂は普段ゲームをやったことがない人を取り込んで、

WiiやDSを大ヒットに導きました。

 

さて、時代は移り変わり、最近のゲーム市場を見てみましょう。

電車に乗ればスマホで時間を潰している人がたくさん目に入りますね。

ラインをやっている人もいればパズドラをやってる人もいます。

ゲームはスマホでもできるようになりました。

 

ソニーに対して任天堂が打ち出した戦略を、

ApplyやGoogleなどのスマホ任天堂に対しての戦略として、

実行していることになるんです。

 

Wiiをやるには、ゲームをやるためにWiiを買わないといけません。

DSをやるには、ゲームをやるためにDSを買わないといけません。

でも、スマホは今の時代、ゲームをやるためでなく、

普通に携帯電話としてみんなが購入します。

 

ゲームをするための障壁がその意味で少ないです。

そして、お店に行かなくてもApp storeGoogle playで簡単にゲームがダウンロードできます。

 

一言で言うと、WiiやDSなんて買わなくても

よりカジュアルにゲームをプレイできるということです。

 

もっと言うと、タッチペン十字キーなんてなくても、

スマホのインターフェースでも工夫をすればゲームは出来てしまうので、

DSなんていらないんです。

 

これは、頭を使わずにぽちぽちやるだけで、

ある程度の刺激を得られる初期のソーシャルゲームなんかもそうですね。

スマホでないけど、カジュアルにゲームができます。

 

そんなわけで、ゲームの主流はよりカジュアルになりつつある、というお話でした。

ではでは(´・ω・`)